明治、大正、昭和初期にかけての東京の街や世相に関する文士達の見聞録や随筆を集めてみました。大正12年(1923年)の関東大震災の前後で様子が変わりますが、江戸情緒を残しているところも少なくありません。第1集の収録作品は、丸の内(高浜虚子)/日本橋付近(田山花袋)/本所両国(芥川龍之介)/芝、麻布(小山内薫)/四谷、赤坂(宮島資夫)/早稲田神楽坂(加能作次郎)/東京に生まれて(芥川龍之介)/東京に生まれて(長谷川時雨)/日本橋あたり(長谷川時雨)。
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