【解説】
本書は、最近新たに注目を集めている、菊池寛の明治近代化の歴史を生き生きと描いた通史的物語である『大衆明治史(国民版)』を朗読したものです。
菊池寛は、市販されている著作はごくわずかで、実際には膨大な著作群があります。その中で「日本歴史物語全集」や「大衆維新史読本」などは日本の通史を人物に着目して生き生きと描いている素晴らしいシリーズですが、この「大衆明治史」もそれに連なるすぐれた歴史物語です。
4分冊での発刊を予定しており、今回のものが第2分冊になります(第7章~第12章)。
【収録内容】
第7章 国軍の建設/ 第8章 憲法発布
第9章 大隈と条約改正/ 第10章 日清戦争前記
第11章 陸奥外交の功罪/ 第12章 三国干渉
テキストは、響林社文庫としてキンドルの電子書籍による復刻版を発行していますので、ご参照下さい。