【復刻版の原本】
この電子書籍は、以下の書籍の版面を複写し、シミ、ヤケ、活字のかすれ等をできるかぎり修正し、読みやすくした復刻版です(版面固定型)。
米川正夫『戦争と平和物語』(岩波書店 昭和7年5月25日発行)
※冒頭に収録されているトルストイの遺子であるアレクサンドラ・トルスタヤの本書に寄せた一文は、著作権の関係で収録しておりません。
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【解説】
「『戦争と平和』は、帝政ロシア末期の小説家レフ・トルストイの大河歴史小説。1865年から1869年にかけて雑誌『ロシア報知』で発表されたものである。
19世紀前半のナポレオンによるロシア遠征とその失敗、アウステルリッツの戦いやボロディノの戦いなどの歴史的背景を精緻に描写しながら、1805年から1813年にかけてあるロシア貴族の3つの一族の興亡をピエール・ベズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描しながら綴った群像小説である。また登場人物の一人「ピエール・ベズーホフ」が、著者の分身と見られ、彼の没落していくロシア貴族から、大地の上で強く生き続けるロシアの農民の生き様への傾倒へと続く魂の遍歴は、著者の心の動きの反映とも言われる。」(ウィキペディア)
大著ですが、トルストイの娘のアレクサンドラ・トルスタヤが、「この作品を読み知っている日本人もあるけれど、(中略)読んだにしても、それは始めの一巻だけで、全部を征服することができなかったらしい」と述べているように、読みとおすのはなかなか難しい面もあるのは正直なところです。そこで、ロシア文学者として名高い米川正夫氏が、アレクサンドラの了解を得て、筋を中心とした縮訳としてまとめたのがこの一冊です。
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