「恥の多い生涯を送って来ました。」という告白で始まる人間を恐れる男の手記。
子どもの頃から、人間を恐れる一方で求愛するがために、道化となり人を笑わせる。
長じて、女性に好かれる天性があることを悟り、女道楽に耽り心中未遂も起こす。
実家から縁を切られた「私」は、編集者の女との同棲、荒れた飲酒などの日々の後、人を疑うことを知らない処女のヨシ子に惹かれて結婚。
しかし、彼女が出入りの商人に汚され、「私」は荒れて薬物中毒となり、遂に脳病院に入れられてしまった。
人間失格・・・。
しかし、それでも、ある女性は彼のことを、「とても素直で気がきいて、神様みたいないい子でした。」と語るのだった。
- URL
- https://www.amazon.co.jp/dp/486574181X
- 形式
- 大活字本
- カテゴリー
- 響林社の大活字本シリーズ
- 著者
- 太宰治
- ジャンル
- 小説
- ISBN-13
- 978-4865741810
- ページ数
- 224
- 税込価格
- 2,200円(¥2,000+税)
- 発刊時期
- 2019年11月