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【解説】
菊池寛は、歴史物でも多数の作品を残しているが、この『大衆維新史読本』は、『大衆明治史』とともに、幕末維新から明治維新に至る激動を、政治・外交軍事の全般的情勢を俯瞰しつつ、それに関わっている人物像と事件とを臨場感あふれる筆致で描いている優れた一書である。
この第1巻では、次の6つの章を収録している(天誅組義挙/生野義挙/水戸天狗党転戦記の各章は収録していない。
黒船来 /安政大獄 /櫻田事変/寺田屋事件の前後/池田屋襲撃/元治甲子・禁門の変
大老井伊直弼就任後に幕府の前に立ち塞がった米国との通商条約締結の問題と将軍家定の継嗣問題とは、極めて大きな政治的混乱をもたらした。いずれも井伊の判断で強行されたが、朝廷や尊皇攘夷派等の激烈な反発を招き、倒幕を目指す動きも活発化した。井伊はこれに苛烈な弾圧を加えたが(安政の大獄)、水戸藩士によって暗殺された(桜田門外の変)。幕府による諸藩への圧力は増し、策動する勤皇の志士への弾圧も激しさを増した(池田屋襲撃など)。雄藩の内部でも深刻な混乱が生じ、その過程で、薩摩藩、長州藩でも有為の人材が多数失われた(寺田屋事件、禁門の変等)。西郷隆盛や木戸孝允らが生き残ったのは僥倖としか思えない。