近代日本の作家や芸術家、学者、社会運動家、政治家らの自伝や、近親者、友人らによる回想をまとめました。第2集は、第1集に引き続き、主な作家、詩人らの自伝等が中心です。それぞれが育ち、活躍した時代の世相、風俗などが描かれているものも少なくなく、興味深い内容になっています。文豪、大作家となった文士達でも、さまざまな苦労をした時期があったことも伺われます。

【収録作品】
幼年時代 堀辰雄
室生犀星自伝的小説三部作（一）「幼年時代」 室生犀星
室生犀星自伝的小説三部作（二）「性に眼覚める頃」 室生犀星
室生犀星自伝的小説三部作（三）「或る少女の死まで」　　室生犀星
寺田先生の追憶─大学卒業前後の思い出─ 中谷宇吉郎
文学的自叙伝 牧野信一
文学的自叙伝 　林芙美子
新版　放浪記 林芙美子
少年　神西清
中里介山の自伝的小説「百姓弥之助の話」 第一冊　植民地の巻 中里介山

【関係書籍】
夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、永井荷風、田山花袋については、別途数冊の書籍を発行していますので、併せてお読みください。
・夏目漱石の自伝作品―自ら語った19編
・夏目漱石先生の思い出（上）－文士7人による12編
・夏目漱石先生の思い出（下）－森田草平「先生の思い出」
・【復刻版】続・夏目漱石（上）―漱石先生と私
・芥川龍之介の自伝作品―自らを語った9作品: （附）菊池寛、堀辰雄の芥川論
・太宰治の自伝－自らを語った9作品
・太宰治の人生－あまりに人間的なその姿
・【復刻版】回想の永井荷風
・【復刻版】東京の三十年（田山花袋）