【解説】 「善蔵を思う」は、自分の不始末、不行跡によって故郷の人々から見放されにもかかわらず、その故郷を恨み憎む一方で、「故郷に錦を飾る」欲求もある「私」が、突然舞い込んだ地元新聞社の東京での集いの案内状の文面に惹かれて、つい「出席」の返事をしてしまったのだが・・・・。「弱者の糧」は、心が弱っているときに映画館に吸い込まれる気持ちを描く。 「家庭の幸福」は、妻が勝手に購入したラジオから流れてきた街頭インタビューを耳にしたことから憤慨し、思考の末に「家庭の幸福は諸悪の本(もと)」という結論に至る。 「男女同権」これまで世の女性から数々の酷い仕打ちを受けてきたという過去を持つ老詩人が、単身都落ちしていた片田舎の教育会で講演を頼まれて語ったと設定。
- URL
- https://www.amazon.co.jp/dp/4865742573/
- 形式
- オーディオブック(CD版)
- カテゴリー
- <しみじみ朗読文庫>オーディオブックシリーズ
- 朗読作家
- 大志田舜(新AI合成音声)
- 著者
- 太宰治
- ジャンル
- 小説
- ISBN-13
- 978-4865742572
- CD枚数
- 2
- 収録時間(分)
- 125
- 税込価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発売日
- 2022年12月