「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の詩で著名な室生犀星の自伝的作品三部作をまとめてみました。大正八年に中央公論に発表したもので、犀星の作家としての活動が定着する契機となった作品群です。
犀星は、生まれ育ちが複雑で、私生児として生まれ、間もなく近くの寺に引き取られて育てられました。金沢の犀川のほとりで育ち、この川の風情と、上流に見える山々の景色とをことの外愛しました。自伝的三部作では幼年時代から、性に目覚めた思春期、2人の少女との交流と別れが描かれています。
- URL
- https://www.amazon.co.jp/dp/4907365365/
- 形式
- 大活字本
- カテゴリー
- 響林社の大活字本シリーズ
- 著者
- 室生犀星
- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 4907365365
- ページ数
- 398ページ
- 税込価格
- 2,970円(¥2,700+税)
- 発刊時期
- 2016年3月