野上豊一郎は、演劇、能の研究家で、戦後に法政大学総長を務めています。
収録した「西洋見学」は、第二次世界大戦の直前に、能の芸術理論を中心とした日本文化の特質をイギリスの諸大学に講義するために渡欧した際のヨーロッパ各地の見聞録です。
同作品の最後にある「大戦脱出記」は、一九四〇年六月のドイツ軍によるパリ陥落と命からがらに脱出する様子が迫真の筆致で描かれており、貴重な記録となっています。
- URL
- https://www.amazon.co.jp/dp/4865740686
- 形式
- 大活字本
- カテゴリー
- 響林社の大活字本シリーズ
- 著者
- 野上豊一郎
- ジャンル
- 戦争 紀行
- ISBN-13
- 978-4865740684
- ページ数
- 492ページ
- 税込価格
- 3,520円(¥3,200+税)
- 発刊時期
- 2016年12月