『三四郎』は、夏目漱石の長編小説である。
1908年(明治41年)、「朝日新聞」に9月1日から12月29日にかけて連載。
翌年5月に春陽堂から刊行された。
『それから』『門』へと続く前期三部作の一つ。全13章。
九州の田舎(福岡県の旧豊前側)から出てきた小川三四郎が、都会の様々な人との交流から得るさまざまな経験、恋愛模様が描かれている。
三四郎や周囲の人々を通じて、当時の日本が批評される側面もある。
三人称小説であるが、視点は三四郎に寄り添い、時に三四郎の内面に入っている。「stray sheep」という随所に出てくる言葉が印象的な作品である。(Wikipediaより)