【復刻版】ドストエフスキー「未成年(下)」(米川正夫訳)【全3巻】(響林社文庫)

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【復刻版の原本】
この電子書籍は、以下の書籍の版面を複写し、シミ、ヤケ、活字のかすれ等をできるかぎり修正し、読みやすくした復刻版です(版面固定型)。
 ドストエフスキイ著 米川正夫訳『未成年(下)』(岩波文庫 昭和16年5月3日発行)
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【解説】ウィキペディアより。
「『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』と並ぶ後期五大長編作品で、4番目に出された。しかし、ドストエフスキー後期五大長編の中でとりわけ難解で読みにくいと言われ、一般人の知名度もそれほど高くなく、本作品を除いて『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』を四大長編と呼ぶ人も少なくない。

主人公アルカージイの告白・手記という形式を取り、物語は一人称で描かれている。その意図は「これは自分のために書かれた偉大な罪人の告白である。未成年がどのように世の中に出たかについての叙事詩になるはずであり、彼の探求・希望・失望・悲嘆・更生・思想の物語だ」とドストエフスキーは記している。

『悪霊』と『カラマーゾフの兄弟』に挟まれた作品であり、『カラマーゾフの兄弟』に通ずる外伝・前日譚の作品としている読者や評論家の意見が多々見られる。特に本作品に登場する聖人マカール老人が『カラマーゾフの兄弟』に登場するゾシマ長老の原型であるとよく言われている。

本作品執筆の主な要因として『悪霊』の「スタヴローギンの告白」が良俗に反する内容のため編集者から削除されたためであると長瀬隆氏は説いている。本作品が「スタヴローギンの告白」と同様に一人称の手記という形式をとっている点、凌辱され首吊り自殺をするマトリョーシャとオーリャの類似点などが、その主な要因に挙げられる。また、本作品をドストエフスキー自身の若き日の自伝と読む節もある。ロスチャイルドに憧れペテルブルグへ上京し、賭博に溺れ、マカール老人との邂逅により更生していく(正教に魂の救済を求める)という流れは、作者の人生に通ずる部分もなくはない。」